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椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと

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椿椿山(つばきちんざん・1801~1854)は、江戸時代後期を代表する文人画家の一人です。江戸に生まれ、はじめは幕府の下級役人を勤めながら絵師の金子金陵に師事し、のちに渡辺崋山に学びました。

当時江戸では、異国への関心の高まりや浮世絵版画の流行などによって、幅広いジャンルの作品が生み出されていました。このような中、椿山は花鳥画の制作に力を注ぎ、人気を得ていきます。みずみずしい色彩と軽やかな筆致による作品は、多くの人に親しまれました。また、肖像画も得意とし、崋山から陰影法などを採り入れた表現を受け継ぎつつ、独自に発展させていきました。

これまで「崋山の弟子」という視点で語られることの多かった椿山ですが、門人で鑑定家でもあった浅野梅堂は「抱一の画才、文晁の画学、応挙の画趣、華山の画格みな曠世の絶藝なり。これを集大成して韻致の妙を得たるものは椿山翁なり」と高く評価しました。

本展覧会は、崋山というビッグネームに隠れていた椿山を、関東で初めて本格的に取り上げます。重要文化財に指定されている代表作品なども紹介し、その全貌に迫ります。

イベント名椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと
日時2023年3月18日(土曜日)~4月16日(日曜日)
前期:3月18日(土曜日)~4月2日(日曜日)
後期:4月4日(火曜日)~4月16日(日曜日)
※前後期で大幅な展示替えがございます。
場所板橋区立美術館
申込
参加費用一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
問合せ先板橋区立美術館
03-3979-3251
WEBhttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001526/4001539.html
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