江戸時代初期に創建された真言宗智山派の寺院です。区内有数の桜の名所でもあることから板橋十景に選ばれ、多くの人に親しまれています。境内には、桜や紅葉など美しい花木が植えられており、四季折々の葉景色を楽しませてくれます。中でも八重紅枝垂桜(やえべにしだれざくら)は見事で、かつてこの桜を見た徳川八代将軍吉宗は、南蔵院を別名「櫻寺」と名付けたといわれています。

例年、3月下旬から4月上旬に催される「花まつり」では、満開の桜のなか様々なイベントが行われます。ライトアップにより昼間と違った表情を見せるしだれ桜も見ものです。