宿場時代の馬つなぎ場の面影を残すお寺

見る遍照寺

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江戸時代は大日山と号し、区内唯一の天台宗寺院でした。昭和22年(1947)に真言宗寺院となり、現在は千葉県成田山新勝寺末寺となっています。境内は宿場時代の馬つなぎ場として活用され、幕府公用の馬などがつながれていました。境内にまつられる寛政10年(1798)建立の馬頭観音と宿場馬を精工に模倣した駅馬模型にそのなごりをとどめています。また、区内有数の50点の絵馬を所蔵し、なかでも馬の絵柄の絵馬が最も多く、遍照寺と馬のゆかりの深さを物語っています。堂内には、上宿に居住した町絵師柴左一の描いた、明治期の板橋遊郭千代本楼遊女道中の「遍照寺参詣図絵馬」が納められ、明治初期の板橋宿の風俗をうかがい知ることができる貴重な資料です。

information

所在地
仲宿40-7
最寄り駅
都営三田線板橋区役所前駅から徒歩4分
TEL
03-3961-9628